外務省、トルコに再び注意喚起、ISIL一斉摘発で

  • 2017年2月14日

 外務省はこのほどトルコについて、改めて注意喚起のためのスポット情報を発出した。イスタンブールやアンカラ、イズミールなどを含む各地でISIL関係者の摘発が続いていることを受けたもので、「引き続き全土においてテロの脅威が存在する」と注意を呼びかけている。

 外務省によれば、トルコ当局は2月5日と6日に国内29県で集中的な対ISIL同時捜査を実施し、約800名以上を拘束。拘束者のなかには国内でのテロを準備していた者が含まれ、シリア国境の近くのガジアンテップでは自爆ベルト24点などの武器が押収されたという。

 トルコでは2015年7月以降、特に南東部の治安機関を狙ったテロ事件が増加しており、今年も1月1日の未明にイスタンブール市内のナイトクラブで銃撃テロ事件が発生。外務省は引き続き、旅行者には最新の関連情報を入手すること、軍や警察の関係施設、娯楽施設、観光施設などテロの標的となりやすい場所に近寄らないことなどを呼びかけている。