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MRJ、初号機納入が20年に延期、5度目の変更

  • 2017年1月24日

三菱リージョナルジェット(MRJ)  三菱航空機と三菱重工業は、開発中の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」について、初号機の納入予定時期を2018年半ばから20年半ばに延期した。延期は今回が5回目。理由は一部の装備品の配置変更と、電気配線を最新の安全性適合基準を満たす設計にするためで、納入延期によるキャンセルは現時点では発生していないという。

 三菱重工業は昨年11月に、CEOの宮永俊一氏直轄の「MRJ事業推進委員会」を設置し、三菱航空機と開発促進のための協議を継続しているところ。納入遅延により開発費は増加するが、三菱重工グループの単年度損益に与える影響は「軽微で限定的」という。今後は19年中への納入時期前倒しをめざす。