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外務省、テキサス州にもジカ熱の注意喚起、フロリダに続き

  • 2016年11月30日

 外務省はこのほど、米国テキサス州のリオグランデバレーで同州では初めて国内感染によるジカウイルス感染症例が確認されたことを受けて、注意喚起のためのスポット情報を発出した。外務省が米国本土についてジカ熱に関するスポット情報を発出したのは、フロリダ州に続いて2例目。

 同省によれば、テキサス州保健省は「現時点では州内で感染が拡大するとは考えられない」と説明。一方で「さらなる感染例がある可能性はあるため、特に秋と冬でも比較的暖かい地域では、蚊に刺されないよう対策を講じる必要がある」とコメントしているという。

 ジカウイルスについては、感染しても症状がないか軽いものの、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えるよう呼びかけている。また、渡航者には在ヒューストン総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、防蚊対策をとるよう呼びかけている。