ジェットスターG、フィリピン線で殺虫剤散布、ジカ熱対策で

  • 2016年11月29日

 ジェットスターグループはこのほど、フィリピン発着便の機内における殺虫剤の散布を開始した。フィリピンの検疫当局からの指示によるもので、ジカ熱対策が目的。今春に運航を開始したジェットスター・ジャパン(GK)のマニラ/成田、関空、中部線でも実施する。殺虫剤は世界保健機関(WHO)が承認したもので、散布もWHOの基準に従って実施する。実施期間は当局の支持によるという。

 WHOはこのほどジカ熱に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」の終了を宣言したところ。宣言を受けて外務省は今年2月以降発出を継続してきた感染症危険情報を取り下げ、フィリピンを含む約70の国と地域についていずれもレベル1の注意喚起を解除したが、旅行者には引き続き厳重な防蚊対策などを呼びかけている。