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KNT-CT、9月の海外は6.3%減、リオ五輪で団体が5割増

  • 2016年11月10日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年9月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比6.3%減の136億4954万円となった。このうち、団体旅行は28.8%増の31億7203万円と増加したが、企画旅行は12.1%減の74億1831万円、個人旅行は16.4%減の30億5920万円となり、ともに前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体はリオデジャネイロオリンピックの選手団体や、国際会議の取り扱いなどにより、50.6%増の24億8623万円と大幅に伸長。学生団体は修学旅行などの取扱人数の減少で、15.5%減の6億8580万円となった。

 企画旅行では、ホリデイの取扱額は引き続きテロ事件などの影響で33.5%減の15億4452万円に。方面別の取扱人数はオセアニアが増加したものの、前年のシルバーウィークの日並びの良さが反動となり、そのほかの方面は前年を下回った。

 クラブツーリズムの取扱額は3.6%減の58億5980万円。カナダ、オセアニア、中国、南アフリカ方面が好調に推移したが、ヨーロッパを中心にテロ事件の影響が続いており、全体では前年を下回った。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が7.0%増の282億2540万円、外国人旅行が9.9%増の13億537万円となり、関連商品などを含めた総計は5.6%減の442億2817万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。