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ダラス・フォートワース、観光地としての認知度向上へ、2市と空港が連携

  • 2016年11月9日

(左から)ジョーンズ氏、ドナヒュー氏、ジェームソン氏  ダラス市とフォートワース市は、2020年までに年間の日本人訪問者数を現在の2万6000人から10万人まで引き上げることをめざす。ダラス・フォートワース空港は11月7日、都内で旅行会社などを対象としたレセプション「ダラス・フォートワース ナイト2016」を開催。目標日本人訪問者数は、レセプションに合わせて実施した記者会見で、ダラス観光局プレジデント&CEOのフィリッピ・ジョーンズ氏とフォートワース観光局プレジデント&CEOのボブ・ジェームソン氏、ダラス・フォートワース国際空港CEOのショーン・ドナヒュー氏が明らかにした。

 ジョーンズ氏は、ダラス・フォートワースについて「ビジネスのデスティネーションとしては有名だが、これまで日本市場で大きくプロモーションしてこなかったこともあり、観光のデスティネーションとしてはあまり知られていない」と現状を説明。そのため、昨年に日本航空(JL)が成田/ダラス・フォートワース線に就航したことや、トヨタが北米の拠点をダラスに移転したことをきっかけに、「今後、日本でのダラス・フォートワースの観光地としての認知度を向上させたい」考えだ。

 今後の日本市場における具体的なプロモーション方針は決まっていないものの、ダラス観光局、フォートワース観光局、ダラス・フォートワース空港が連携してプロモーションを実施していきたい方針。また、3者が協力することにより、所在するテキサス州からのプロモーション予算も確保していきたい考えだ。ジェームソン氏は「今回の来日は、日本におけるプロモーションの第1ステップ」と説明した。

 ダラス・フォートワースの観光の魅力について3者は、野球チーム「テキサス・レンジャーズ」などのスポーツやカウボーイなどの西部文化が楽しめることを紹介。また、美術館や博物館、ショッピング施設なども充実しているとアピールした。空港施設についても、ドナヒュー氏によると「日本人向けのサービスとして、到着後の手続きにタッチパネルを使用したシステムを導入し簡素化した」という。