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旅公協、東洋大で出張講座、広報活動の一環で

  • 2016年10月27日

出張講座の様子  旅行業公正取引協議会(旅公協)はこのほど、東洋大学で出張講座を開催した。旅公協では広報活動の一環として、企業コンプライアンスなどについて学生へ啓蒙することを目的に、2015年度から大学での出張講座を開講しているところ。今回は、東洋大学の「募集型企画旅行演習講座」の1コマを使用し、旅公協事務局長の袋井等氏が、旅行業の公正取引規約について実例とともに説明した。

 公正取引規約は、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)における各業界の事情を踏まえた自主ルールで、消費者庁と公正取引委員会が認定しているもの。袋井氏は「消費者が正しい商品を選び、旅行を楽しめるようにするためのルール」と述べ、規約に沿った旅行商品には旅公協のロゴマークが入っていること、訪問する具体的な都市名や利用する交通機関の種類、宿泊施設名、客室の種類などが明記されていることなどを紹介した。

 今回の出張講座には、東洋大学国際地域学部国際観光学科2年生の約30名が出席した。参加した学生からは、「以前にテキストだけで公正取引規約を勉強した時は理解しづらかったが、実例と一緒に説明していただいて分かりやすかった」などの感想が挙がった。