政府、特区民泊の泊数引き下げを閣議決定、今月末から施行

  • 2016年10月26日

 政府は10月25日、特区民泊の最低泊数を現行の6泊7日から2泊3日に引き下げることなどを盛り込んだ「国家戦略特別区域法施工令の一部を改正する政令」を閣議決定した。9月9日に開催した「国家戦略特別区域諮問会議」で決定後、10月15日から20日まで改正案についてパブリックコメントを募集していたもの。政令は10月28日に公布、10月31日に施行する。

 特区民泊については、最低泊数の長さが登録件数を増やす上での障壁となっており、関係自治体などが要件の緩和を強く求めていた。政令では最低泊数の引き下げのほか、宿泊者名簿の設置や周辺住民への説明、苦情などの問い合わせへの対応について義務付けている。