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シャングリ・ラ、「ユニークな体験」提供、日本に新ホテル視野

  • 2016年10月12日

チェン氏 シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツはこのほどセールスミッションを開催し、セールス&マーケティングヴァイス・プレジデントのサラ・チェン氏が今後の方針を語った。現在は世界の情勢不安などにより日本人出国者数が低迷しているものの、「当社ならではの価値あるサービスを提供すれば、日本からのお客様は増加していくだろう」と説明した。

 同氏は日本市場について、「成熟・洗練されており、レジャーだけでなくMICEなどさまざなニーズがある。当社にとって非常に重要」と強調。今後の方針としては、「新しい世代はユニークな体験を求めている」ことから同社ならではのサービスを展開することで利用者数の増加をはかるという。

 ユニークな体験については、ホテルごとに文化、芸術、自然、歴史に関するさまざまなアクティビティを用意していると説明。例えば、モルディブの「シャングリ・ラ ビリンギリ リゾート&スパ」では、ジャングルやヨット内でのディナーをアレンジできるほか、イルカウォッチングなどのプランも提供しているという。チェン氏は「ホテル数を追うのではなく当社ならではのサービスを展開する。そうすることで他社との差別化をはかる」と意欲を示した。

 また、同氏は新ホテルの開業についても言及。2016年内には「松北 シャングリ・ラ ハルピン」や「ケリーホテル 香港」など、17年には「ホテル ジェン 北京」「シャングリ・ラ ホテル 済南」「シャングリ・ラ ホテル コロンボ」などをオープン予定であることを述べた。日本においても「最近は国内旅行が好調と聞いた。チャンスがあれば開業したい」とし、「東京だけでなく、大阪、名古屋、福岡、北海道などさまざまな場所に可能性があると思う」と語った。