JNTOと東北6県、東南アジアから人気歌手招きビデオ撮影

  • 2016年9月13日

 日本政府観光局(JNTO)は東北運輸局、東北観光推進機構、東北6県と共同で、東南アジア6ヶ国から歌手やアイドルなどを1名または1組ずつ招聘し、各県でミュージックビデオを撮影する。観光庁とJNTOが東北6県の観光振興に向けて今年5月から全世界で実施している「東北デスティネーションキャンペーン(東北DC)」の一環としておこなうもの。各国の有名アーティストの知名度を活かして東北をアピールし、特に若年層の取り込みを強化する。

 対象国はタイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナムで、1県に対し1ヶ国のアーティストを招聘。例えば、青森県にはマレーシアで歌手やモデル、女優などとして活躍するスー・ウィンチーさんを招く。撮影は10月に開始し、製作したビデオは順次YouTubeで公開。また、撮影地の情報を外国語版のJNTO公式サイトや、アーティストのソーシャルメディアを介して紹介する。

 JNTOによると、2015年の訪日外国人旅行者の宿泊者数のうち、これらの6ヶ国が占める割合は合計で10%超。しかし東北地域については8.5%に留まっている。

▽東北6県と招聘アーティストの組み合わせ
青森県 スー・ウィンチー(マレーシア)
岩手県 サム・コンセプション(フィリピン)
宮城県 アフガン(インドネシア)
秋田県 インスティンクト(タイ)
山形県 ジェントル・ボーンズ(シンガポール)
福島県 ドン・ニー(ベトナム)