ANAHD、静岡県と連携協定、スポーツイベントなど協力

  • 2016年6月6日

 ANAホールディングス(ANAHD)は6月4日、静岡県との間で包括連携協定を締結した。「全世界をターゲットにさまざまな分野で連携した取り組みを推進する」ことが目的で、富士山静岡空港の開港7周年を機に、富士山などさまざまな観光資源を有する同県と協力関係を構築する。ANAHDと都道府県との包括連携協定は、昨年11月の三重県に続き2例目。

 具体的な今後の取り組みとしては、スポーツイベントの開催や世界のスポーツ団体のキャンプ誘致、スポーツイベント観戦ツアーの造成・販売など、スポーツによる交流の推進について協力。同県は2019年ラグビーワールドカップの開催地の1つであるほか、20年の東京オリンピックでは自転車競技の開催が予定されている。

 また、訪日外国人旅行者に対する同空港の利用促進や、同空港を利用する旅行商品の拡充、静岡県が有する観光地や文化・芸術の情報発信など、地域資源の開発や情報発信についても連携する。

 そのほか、静岡県産品の機内やラウンジなどでの提供や、ASEAN諸国などへの販路拡大についても協力。大規模災害発生時の人員派遣や物資支援などについても連携を強化する。それぞれの取り組みの内容については、これから調整を進める。