LHグ、経営統合で5億ユーロ削減-A350の日本投入に意欲

  • 2016年5月25日(水)

LH日本支社長のドナルド・ブンケンブルク氏  ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)日本支社長のドナルド・ブンケンブルク氏はこのほど記者会見を開催し、LHグループが2016年1月1日に実施したFSC3社の経営統合について、17年1月1日までに各部門の統合を完了する計画を明かした。統合による人員の削減などで、19年までに5億ユーロのコスト削減を見込む。

 ブンケンブルク氏は「グループ内の効率性や相乗効果をさらに高めるために、部門の統合を進めている」と説明。経営統合後は、LHがグループ内のセールス・マーケティングを、オーストリア航空(OS)が新製品の開発を、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)がレベニューマネージメントをそれぞれ主な担当領域とする。さらに、フランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒにそれぞれコマーシャルマネージャーを置く予定。路線計画の策定については「計画の調整はフランクフルトでLHがリードするが、基本は各グループでおこなう」という。

 記者会見では、ブンケンブルク氏がLHの機材計画について言及。LHではエアバスA350-900型機を合計25機発注しており、16年末には10機を受領する予定だ。新機材はミュンヘンに置き、17年1月からミュンヘン/デリー線とボストン線に投入する。A350-900型機は、現在利用中のエアバスA340-600型機と順次入れ替えていく予定。日本路線では現在、羽田/ミュンヘン線でA340-600型機を運航しており、同氏は「まずは中距離の路線で利用し、時期は決まっていないが、日本線でも2年以内に利用したい」と語った。

 このほか、ブンケンブルク氏は日本市場の状況についてもコメント。ビジネス需要は増加傾向にあり、15年は日本路線で前年比3%から4%増と伸長した一方、レジャー需要は、パッケージツアーなどのグループが欧州での一連のテロ事件の影響などで落ち込みを見せているところ。ただし、FIT層は増加しており、LHを乗り継いでスペインやポルトガル、イタリアに行く顧客は順調に推移しているという。ブンケンブルク氏は「日本市場はとても安定性の高いマーケット」と語り、グループの落ち込みの回復に期待を示した。

▽訂正案内(編集部 2016年6月13日17時15分)
※インタビューの際の通訳に誤りがあったため、タイトル、本文ともに修正しております。

タイトル:
誤:500万ユーロ削減

正:5億ユーロ削減

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誤:500万ユーロのコスト削減を・・・
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