京王電鉄、ホテル事業で新ブランド、18年に1号店

  • 2016年5月11日

客室イメージ  京王電鉄はこのほど、現在展開しているシティホテルブランド「京王プラザホテル」とビジネスホテルブランド「京王プレッソイン」の中間価格帯に位置する新たなブランドを展開すると発表した。急増する訪日外国人旅行者と、国内の観光客の両方に対応する宿泊特化型のホテルとなる予定。ブランド名には「京王」の名を冠する予定だが、詳細については検討中という。

 同社によれば、新たなブランドのホテルは宿泊需要の高い大都市や観光都市を中心に展開する。1号店は2018年度に札幌市の中心部で開業する予定。また、東京と京都についても検討を進めているという。

 客室数は200室から300室程度で、主要な客室は18平方メートルから24平方メートルの広さとなる予定。旅行者からの要望が多いダブルルームとツインルームを中心とし、自宅と同様にくつろげるよう、トイレと洗面台を分離した、洗い場付きのバスルームを備えた客室も計画している。

 館内にはレストランや大浴場を設ける。また、ロビーフロアでは訪日外国人旅行者にも対応できるよう、周辺案内など各種の情報提供の充実をはかる。