観光庁・文化庁・スポーツ庁、観光立国に向け協定締結へ、7日に署名式

  • 2016年3月1日

 観光庁とスポーツ庁と文化庁は3月1日、さらなる観光立国の推進に向け、3庁による包括的連携協定を締結することを明らかにした。観光庁と文化庁は2013年11月に包括的連携協定を締結して、文化財を活用した観光振興に取り組んできたが、昨年10月に文部科学省の外局として新たにスポーツ庁が設立されたことを受け、さらなる観光立国の推進に向けて3庁による協定を締結することを決めた。3月7日には、国指定重要文化財に指定されている東京都台東区の旧岩崎邸庭園で署名式を開催する。

 協定の締結後は3庁で政策連携をおこない、新たな地域ブランドや日本ブランドを確立するとともに情報を発信。2020年の東京オリンピック大会などの世界的イベントの開催以降も、訪日外国人旅行者の増加や国内観光の活性化、地域経済の活性化などをめざすという。

 7日の署名式には観光庁長官の田村明比古氏、スポーツ庁長官の鈴木大地氏、文化庁長官の青柳正規氏が出席。終了後は記者会見を開催するほか、同庭園の館内見学もおこなう。