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インタビュー:セーバーアジア・太平洋地域担当副社長のハンス・ベル氏

アジア太平洋地域での展開強化
アバカス買収でサービス拡大

 セーバーはアジア太平洋地域での事業展開を強化している。2015年7月には同地域のGDSであるアバカスを買収。10月にはBTM事業を展開する日本旅行・グローバルビジネストラベル(旧日本旅行・アメリカン エキスプレス)とパートナーシップを締結し、セーバーのソリューションを全面的に提供している。「日本市場はアジア太平洋地区におけるキーマーケット」と語る同社アジア・太平洋地域担当副社長のハンス・ベル氏に、今後の日本市場での展開などを聞いた。


-貴社における日本市場の位置づけを教えて下さい

ハンス・ベル氏(以下敬称略) 日本市場はセーバーにとって規模が大きく、戦略的にも重要な市場だ。また、セーバーはインフィニ・トラベル・インフォメーション(インフィニ)に技術やプロダクトを提供している。彼らは我々にとって日本市場で鍵となる重要なパートナーとなっている。

 我々は日本市場で、核となるGDS事業に加えて、航空会社やホテルなどにさまざまなサービスやアプリケーションなどを提供するソリューション事業を展開している。私はアジア太平洋地域の旅行会社向けのコンテンツの提供を主に担当しており、今後は特に日本市場に注力していきたい。

 日本では今までどおり、従来型旅行会社や、企業向けに業務渡航の手配などをおこなうトラベルマネージメントカンパニー(TMC)、OTAなど、さまざまな種類の旅行会社にセーバーの技術を提供していく。なかでもOTAは重要なセグメントと位置づけ、対応を強化しており、今後は彼らに対するコンサルティングを強化していきたい。