HIS、インドネシアで3店舗開業-富山県と共同プロモ

  • 2016年2月14日

 エイチ・アイ・エス(HIS)は、インドネシアのジャカルタとスラバヤに、インドネシア在住者向けの海外旅行専門店を3店舗開設する。まずは2月15日にジャカルタに「H.I.S. FXモール スナヤン支店」を、スラバヤに「H.I.S. スラバヤ グブン支店」を開設。さらに、3月末までにジャカルタに「H.I.S.モール タマンアングレック支店」をオープンする予定だ。これにより2016年3月末時点で、HISのインドネシア国内の店舗数は18店舗に、海外拠点数は63ヶ国132都市214拠点となる。

 HISによれば、15年のインドネシア発の海外旅行者数は1230万人で、このうち訪日旅行者数は20万人超。レジャー需要が増加傾向にあるといい、店舗を増設することで需要開拓を強化する方針だ。

 新店舗ではインドネシア人に加えて、日本人を含むインドネシア在住の外国人をターゲットに設定。パッケージツアーや航空券、ホテル、オプショナルツアーの販売などをおこなうとともに、団体旅行も取り扱う。また、富山県と連携した観光プロモーションも実施し、店舗開設を記念して富山県を含む訪日周遊ツアー商品を特別料金で提供する。販売期間は2月15日から3月末までで、ターゲットはインドネシア人の中間所得層から富裕層。

 富山県は昨年10月に知事の石井隆一氏を団長とする経済訪問団をインドネシアに派遣しており、その際にHISはジャカルタ近郊にある「H.I.S. イオンモール BSD CITY 支店」で富山県の名所や名物を紹介するキャンペーンを実施。さらに、HISのグループ企業であるHISインドネシアから富山県に観光視察団を派遣し、インドネシア人向けのパッケージツアーの造成もおこなった。HISでは一連の取り組みを通じて富山県との連携を強化し、訪日事業の強化や地方創生の促進をはかるともに、富山発海外旅行の強化にも繋げたい考えだ。

▽HIS、インドネシア国内における新規開設店舗
・H.I.S. FXモール スナヤン 支店
住所:Jl.Jenderal Sudirman Pintu Satu Senayan, Jakarta 10270
スタッフ数:6名

・H.I.S. モール タマンアングレック 支店
住所:Jl.S. Parman kav.21 Slipi, Jakarta 11470
スタッフ数:10名

・H.I.S. スラバヤ グブン 支店
住所:Jl Prof Dr Moestopo no17 Kelurahan Pacarkeling
Kecamatan Tambaksari, Kota Surabaya 60131
スタッフ数:6名