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KNT、東名阪4店舗に「Pepper」導入、来店増はかる

  • 2015年12月1日

感情認識ロボット「Pepper」  近畿日本ツーリスト(KNT)は12月1日、東京の有楽町営業所海外サロン、ラゾーナ川崎営業所、名古屋中央営業所、グランフロント大阪営業所の4店舗にソフトバンクロボティクス製の感情認識ロボット「Pepper」を導入した。情報サービス事業を展開するDTSとコミュニケーションアプリを共同開発し、法人モデルの「Pepper forBiz」に搭載したもの。KNTによると、旅行会社が店頭にPepperを導入するのは今回が初めてで、話題性による来客増や待ち時間のストレス緩和などをめざす。

 Pepperは内蔵のマイクやセンサーで人の声や表情を認識し、人間と会話をするロボット。KNTでは来店者にPepperとの会話を楽しんでもらうほか、「世界遺産クイズ」など旅行会社ならではのゲームを通じて、Pepperとのコミュニケーションを促す。今後は、KNTが主催する一般向けの旅行セミナーや説明会などでのアトラクションとしても活用するという。

 なお、KNTではPepperの活用範囲の拡大を検討しており、将来的には「フロアマネージャー」として旅行商品の案内などをおこなう可能性もあるという。