ジャンボツアーズ、沖縄/カンボジアで双方向チャーター、来年も継続

  • 2015年8月24日

カンボジアから172名が沖縄を訪問  ジャンボツアーズはこのほど、那覇/シェムリアップ間の双方向チャーターを実施した。同社は1998年から双方向チャーターを開始。現在は欧州や東南アジアなどへのチャーターを活用したツアーを、年間で約25回ほど実施している。カンボジアについては今まで日本発のみで、今回初めてカンボジア発のツアーを実施した。

 チャーターはスカイアンコール航空(ZA)を利用しており、運航機材はエアバスA320型機で、座席数は172席。集客は日本ではジャンボツアーズが単独で、海外では現地旅行会社の協力でおこなった。日本発は121名、シェムリアップ発は172名が参加した。ツアーはそれぞれ8月5日から9日までの4泊5日で実施した。

 ジャンボツアーズ代表取締役社長の谷村勝己氏によると、同社では約20年間に渡り、社会貢献活動としてカンボジアでの小中学校の開校や、学校への文具、絵本の寄付などの取り組みを実施。今回の日本発ツアーでは、同社が設立した小、中、高校をそれぞれ訪問し、授業を見学したほか、運動会を開催。沖縄料理作り、浴衣の着付けといった日本文化体験などの国際交流をおこなった。

 また、カンボジア発ツアーでは、首里城や玉泉洞、万座毛、沖縄美ら海水族館、国際通りなどを訪問。3日目はナガンヌ島での海水浴コースと、イオンモール沖縄ライカムやアメリカンビレッジなどを訪問するショッピングコースの2種類からの選択制とした。谷村氏によると、訪日ツアーについては2年がかりで集客に取り組んでおり、現地でツアーの説明会を実施。訪日ビザ発給をスムーズにおこなうため、大使館に協力を呼びかけたという。来年8月にも同様のチャーターを実施する予定だ。

 このほか、ジャンボツアーズでは9月にMIATモンゴル航空(OM)による日本発のチャーターも計画中。使用機材はボーイングB737-800型機で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス147席の計159席とした。