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JAL・ANA、13年度の国際線旅客は1.9%増、利用率は微減、75.3%に

  • 2014年5月13日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2013年度の輸送実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比1.9%増の1405万9564人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は6.0%増だったが、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は5.5%増と届かず、利用率は0.4ポイント減の75.3%に留まった。

 2社の比較では、旅客数はJLが2.6%増の772万3293人、NHが1.0%増の633万6271人とともに増加。ASK、RPK、利用率を見ると、JLはASKが3.3%増のところ、RPKは4.0%増とASKを上回り、利用率は0.5ポイント増の76.5%増と増加。一方、NHはASKを9.2%増と拡大。RPKは7.2%増で、利用率は1.4ポイント減の73.9%となった。

 方面別では、JLは旅客数の伸び率で見ると、東南アジア線が5.2%増ともっとも増加。ついで中国線(5.1%増)、太平洋線(4.9%増)となった。利用率では、最も高かったのはグアムの80.7%で、前年から2.0ポイント増加。続いて太平洋線が0.7ポイント減と減少するも79.4%、欧州線が1.4ポイント増の78.3%となった。

 一方、NHは旅客数で北米・ホノルルが15.1%増と2桁増となったが、利用率は4.1ポイント減の75.8%となった。欧州は旅客数は4.2%減も利用率は1.1ポイント増の76.0%。アジアは旅客数は2.3%減、利用率も0.5ポイント減の71.0%だった。

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