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主要57社、2月の海外旅行は1.1%増、国内・外国人もプラス

  • 2014年4月17日

 観光庁が取りまとめた2014年2月の主要旅行会社57社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比1.1%増の1747億7848万円となり、2013年12月以来2ヶ月ぶりに前年を上回った。ただし、募集型企画旅行は取扱人数が11.4%減の32万5130人、取扱額が4.6%減の522億5974万円で、引き続き単価の低い近距離方面の苦戦が見て取れる。

 企業別では、ジェイティービー(JTB)14社が0.3%減の368億4164万円で最も取扱額が多く、次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が8.8%増の324億8701万円、阪急交通社が5.2%減の172億1360万円で上位3位を占めた。4位はKNT-CTホールディングスの9.6%減の116億6333万円、5位は日本旅行の10.9%増の114億6039万円で、差が2億円程度に狭まっている。

 伸び率を見ると、JTBグループ各社を含めればJTBグローバルマーケティング&トラベルが132.2%増で1位だが、取扱額が5195万円と小規模。また、沖縄ツーリストの49.3%増・1億7445万円、ビッグホリデーの48.2%増・6億4742万円も同様で、取扱額が10億円を超える企業では22億8486万円で25.3%増のエヌオーイー、100億円を超える企業では日本旅行が最も好調だ。

 なお、海外旅行以外では、外国人旅行が全社計で23.3%増の55億3961万円、国内旅行が0.7%増の2749億328万円となり、合計は1.1%増の4552億2137万円であった。


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2月単月