マレーシア航空、成田線A380導入を中止-ロンドン線に変更

  • 2012年10月17日

 マレーシア航空(MH)は、クアラルンプール/成田線へのエアバスA380型機の導入を中止した。MHによると運航計画の抜本的な見直しによるもの。成田線に代えて、11月下旬からクアラルンプール/ロンドン線に導入する予定だ。

 MHはA380を6機発注しており、このうち受領済みの2機はロンドン線で運航している。計画では10月末まで受領予定の2機のうち、3機目をシドニー、4機目を11月25日から成田線に導入する計画だった。今回の変更で、成田線に加え、シドニー線のA380もロンドン線に振り替える。

 ロンドン線は現在A380とボーイングB747型機で1日2便を運航しているが、11月24日から2便ともA380で運航することになる。また、来年3月からはパリ/クアラルンプール線にもA380を導入する計画だ。今後の成田線へのA380の導入は未定。

 MHによると、成田線への導入中止に伴い、対象の航空券の購入者に機材変更を連絡している。希望者には手数料なしでの払い戻しに対応しているという。