スコール・インターナショナル、日本での活動を活発化−ビジネス上の利点を打ち出す

  • 2008年10月7日
 世界の旅行会社や航空会社、旅行関連企業が参画するスコール(SKAL)・インターナショナル代表のフィリップ・シムズ氏が先ごろ来日、日本での活動の活発化や29歳以下の若年層の加盟強化などを推し進める考えを示した。SKALの代表が来日するのは今回がはじめてのこと。

 SKALは世界のツーリズムと友好を促進する目的で設立した旅行業界のリーダーによる組織で、現在は世界90ヶ国、500クラブ、約2万2000人が参画。旅行、航空、ホテル、バス、オペレーターなどさまざまな旅行・観光業界のメンバーで構成している。日本では東京のほかに、名古屋、大阪においてクラブ活動をしているが、このほど沖縄でもクラブが再開。日本での活動を積極化すると共に、今後はSKALの世界大会を日本で開催することもめざしていくという。特にSKALは、旅行に関するさまざまな業種の人たちが集まることから、「会に参加すれば、SKALのメンバーであることで相互の信頼も築きやすく、ビジネスに発展しやすい」(シムズ氏)といい、各国で開催する会合への参加や大会などでの商談なども積極的に推し進めているという。

 また、今後については、「29歳以下の若い世代の加入を推進したい」といい、世界で若い力を必要としている点を強調。このほか、旅行関連であるレストランやゴルフコースの構成員の増加についても取り組み、さらにビジネス面でも有効な場としていく考えだ。


▽スコール・インターナショナル
http://www.skal.org/

≪写真≫スコール・インターナショナル・カウンセラー(マリオット)の大隅ヴィクター氏、フィリップ・シムズ氏、スコール日本代表(ソラーレホテルズ&リゾーツ)のA.G.ヴィリリ氏