阪急交通社グ、12月の国内は4.3%減、外国人は65%増

  • 2017年2月13日

 阪急交通社グループ3社(※)の2016年12月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比4.3%減の80億1917万円となった。主力の阪急交通社は4.7%減の78億6773万円。カニやフグなど冬の食材に特化した中国方面の日帰りバスツアーや、四国のお遍路ツアーなどが好調だったが、前年からは減少した。

 業務渡航系の2社については、阪急阪神ビジネストラベルは引き続き企業の出張が堅調で、13.2%増の2億5772万円に。阪神トラベル・インターナショナルは、一部の得意先を阪急阪神ビジネストラベルに移管したことなどから、61.4%減の657万円だった。

 グループ3社の外国人旅行の取扱額は65.4%増の7134万円。阪急交通社は引き続き欧米豪市場を中心に好調に推移し、25.1%増の5394万円となった。阪急阪神ビジネストラベルは1740万円で、16年度から集計を開始したため前年比はない。阪神トラベル・インターナショナルは外国人旅行を取り扱っていない。

 3社の海外旅行の取扱額の合計は3.4%増の135億3131万円で、総計は0.5%増の216億2182万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※阪急交通社グループ3社:阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル