KDDI、高級宿泊予約「Relux」の運営会社を子会社化

  • 2017年2月8日

Reluxのロゴ  KDDIは、会員制の国内宿泊予約サービス「Relux」を運営する第3種旅行業者のLoco Partnersを子会社化すると発表した。すでに株式譲渡契約を締結しており、KDDIは今月末を目途にLoco Partnersの過半数の株式を取得する。買収額などは非公表で、子会社後もLoco Partnersの経営陣に変更はないという。

 Reluxは全国の高級旅館やホテルを紹介する会員制サイトで、2013年3月からサービスを開始。16年末の時点で65万人超の会員を有し、昨年12月からは訪日外国人観光客向けのサービスとして中国語、韓国語、英語版のアプリを提供している。

 同サイトは14年4月から、KDDIの提供する有料サービス「auスマートパス」と連携。以降は提携を強化し、16年4月にはKDDIのベンチャーファンド経由で5億円の資金提供を受けている。今回の子会社化により両社は、さらなる資金提供や人材交流、システムなどの共同開発などを進め、Reluxの取扱施設数や、国内外の利用者を増やす考え。「エクスペディアやBooking.comなどの海外OTAと肩を並べる規模に成長したい」という。