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日本航空、11月の国際線旅客は1.7%増、中国と欧米が増加

  • 2016年12月28日

 日本航空(JL)の2016年11月の運航実績で、国際線旅客数は前年比1.7%増の68万3391人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.8%増だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は2.7%増となり、利用率は1.5ポイント増の80.7%となった。

 方面別旅客数は「中国」が20.8%増の10万1593人と2桁増に。そのほか「米大陸」が7.8%増の9万6214人、「欧州」が2.7%増の5万2589人となり、それぞれ前年を上回った。最も旅客数が多かった「東南アジア」は3.9%減の27万2795人。「ハワイ・グアム」は0.2%減の9万8337人、「オセアニア」は0.4%減の1万3518人でともに微減した。もっとも減少幅が大きかったのは「韓国」で、6.1%減の4万8111人となった。

 利用率が最も高かったのは「ハワイ・グアム」で、2.2ポイント増の90.3%と唯一の9割台に。以下は「オセアニア」が1.7ポイント減の88.3%、「東南アジア」が0.1ポイント増の82.5%と続いた。そのほかは「欧州」が2.8ポイント増の78.4%、「米大陸」が0.6ポイント減の77.9%、「韓国」が5.3ポイント減の76.8%。利用率が最も低かったのは「中国」で14.9ポイント増の66.5%だったが、伸び率は2桁増で最も高かった。