ジャパン・レール・パス、国内で試験販売、3月から

  • 2016年11月14日

 JR各社は、2017年3月8日から18年3月31日まで、ジャパン・レール・パスの国内販売を試験的に実施する。従来は海外の指定販売店や代理店で引換証を事前に購入しなければ利用できなかったが、国内16ヶ所の駅でも購入できるようにする。一方、これまで認めていた一部の海外在住日本人のパス利用は停止する。

 国内販売の対象は札幌、仙台、新潟、東京、新宿、横浜、名古屋、大阪、広島、高松、博多の各駅と、成田空港、空港第2ビル、東京モノレール羽田空港国際線ビル、関西空港の各駅。具体的な取扱店舗や窓口は追って公式サイト上で案内する。

 料金は海外での事前購入よりも割高に設定。現行では、例えば普通車用の大人7日間は2万9110円だが、国内販売では3万3000円となる。また、グリーン車用の大人21日間では、事前販売の8万1870円に対して9万円となる。

 このほか、これまでは海外在住で居住国に永住権を持っているなど一定条件を満たした場合、日本人でもパスを利用できていたが、2017年3月31日の引換証販売分をもって取り扱いを終了する。

※訂正案内(編集部 2016年11月15日11時15分)
・訂正箇所:料金表
現行料金のグリーン車用、普通車用の料金が逆転していました。お詫びし訂正いたします。