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Airbnb、新オフィスの見学会を開催-日本向けにプロモ動画

  • 2016年9月18日

田邉氏  Airbnb Japanは9月15日、今年7月にオープンした東京・新宿の新たなオフィスの見学会を兼ねて、メディア向けに「Office Warming Party」を開催した。冒頭で挨拶した同社代表取締役の田邉泰之氏は、日本法人設立からの2年を振り返り、「日本市場は非常に順調に成長しており、重要マーケットにまで成長することができた」と喜びを示した。

 同社によると、今年8月時点の日本市場における登録物件数は4万件以上で、2015年は前年の5倍にあたる130万人の訪日外国人旅行者がAirbnbを利用。ホストの収入と宿泊者の支出の合計は2363億円で、付随する地域での経済活動なども含めると、経済効果はトータルで5207億円に上るという。なお、全世界では現在、世界191ヶ国の3万4000都市で250万件がAirbnbに登録されており、累計宿泊者数はすでに1億人を超えたという。

 同社は日本市場における新たな取り組みとして、東京、大阪、広島で部屋を貸し出しているホストを起用して制作した3本のプロモーション動画を、9月11日にYouTubeで公開した。プロモーション用に日本市場限定の動画を制作したのは今回が初めて。近日中にはヤフーのウェブサイトでも公開する予定だ。

 また、11月頃には、同社が設立したデザインスタジオの「Samara」がこのほど奈良県で建築した地域活性化のためのモデルルーム「吉野杉の家」を、Airbnbで予約できるようにする。また、取扱開始にあわせて「コミュニティ基金」を設立し、売上の一部をコミュニティの活性化のために使用することも検討しているという。