インタビュー:ジャッツ東京ツアーコンダクターセンター添乗員の原好正氏

参加者に話を聞いてもらう工夫が重要
現地情報を活かしたゆとりのあるツアー造成を

  • 2014年8月28日(木)

 2014年7月15日にパリで添乗日数8000日を達成した、日本旅行グループのジャッツ東京ツアーコンダクター旅程管理主任の原好正氏。41年間、750回以上の添乗をこなしてきた。今年4月には観光関係事業に長年貢献し、顕著な功績をあげた人に贈られる観光関係功労者国土交通大臣表彰を受賞した。旅をテーマに専門学校や観光系大学の講座を担当するなど幅広く活躍する同氏に、今までの経験を元にした添乗員の心構えや、現在の旅行業界に対する思いを聞いた。


-添乗員を志したきっかけを教えて下さい

原好正氏(以下、敬称略) 私が小さかった頃は、海外旅行は一般化していない時代でした。小さい時から旅や外国への憧れがあり、お金をもらって海外に行けるのはいいなあ、というのが最初の取っ掛かりです。学生時代にはグアム大学で勉強し、ダイビングをしながらホテルの仕事を経験。帰国後英語が使える仕事をと思っていたら、ジャパンタイムズの添乗員募集を見つけました。日本通運の東京旅行支店に入社し、学生旅行のパッケージツアーの添乗から始めました。

 添乗はヨーロッパを回る23日間の海外旅行に行ったのが始まりです。行くところ全てが初めてで、ヨーロッパの石の文化に触れてびっくりました。間接照明に照らされたローマのドゥーモやベッキオ橋を見て、これが何百年も続くヨーロッパの歴史なのかと思い、はまりました。

 学生旅行は春夏に2本ぐらい添乗しており、それ以外はインドや古代オリエントをテーマにしたイスタンブール、ベイルート、カイロなどを周るツアーに参加。レバノンとイスラエルの内戦でベイルート観光ができなくなった時、トランジットのためにベイルートの空港で待ったこともあります。飛行機が着陸した途端に誘導灯が消えて真っ暗。飛行機を降りたら銃を持った兵士が並んでいる。トランジットの待ち時間に外で兵器の音がする。待ち時間、生きた心地がしなかった、ということもありました。


-業務視察の添乗も数多くこなされたそうですが

 ジャッツでの業務は9割がパッケージツアーですが、日本通運時代は業務視察の添乗が多かったです。物流や農業、酪農、食品関係などの視察を20数年ほど担当しました。添乗員を志した時から食に関する興味が高かったので、調理師学校の通訳兼コーディネーターなどもこなしました。また、現在でも例外的に外務省や通産省から視察の声がかかると、ジャッツに認めてもらい添乗業務をおこなっています。

 パッケージツアーと視察の違いは、パッケージツアーはお客様に楽しんでいただければよいですが、視察は予定をこなすことが最重要であること。視察は全てにおいて目的が完璧に決まっており、約束の時間を厳守しなければならないので、神経を使います。添乗員は相手の都合を再確認し、バスや会場のホテルの手配をするなど、ほぼリコンファームの毎日です。パッケージツアーでも重要ですが、電話1本しなかったために視察できなくることもあるので、視察では特に慎重になります。

 また、視察は通訳が絡みます。予算の問題や、田舎だから手配できないことを理由に、簡単なものから専門用語が必要な通訳までいろいろやりました。専門用語が多く実際に覚えることが大変で、例えば農業系については農業英語の辞書を買うなどして勉強しました。

 いろいろ大変なことも多かったですが、衛星の追跡ステーションなど、普段では絶対行けないところを訪問できるのはとても楽しかったです。

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