 地球環境の変化とともに、近年注目されているエコツーリズム。クイーンズランド州は、環境省の主導のもとに積極的にエコツーリズムを推進しています。その中でも、フレーザー島は、その先駆者とも言える存在。そんな環境が整った島で、自然を体験するなら、エコ・リゾートに滞在してみましょう。そこには、現地を訪れる旅人が、現地の文化や風習を尊重し、現地の自然に影響を与えないアクティビティやエコツアーが用意されています。
そんな中でも、キング・フィッシャー・ベイリゾート＆ビレッジは、クイーンズランド州の総合リゾート法に基づいて建設された本格リゾートホテル。自然との共存をスローガンに、建物自体が環境との調和を目指し、運営も自然の保護をしながら進められています。下水処理や廃棄物処理はもちろん、島本来の砂地を生かした施設運営が行われ、客室のシャンプーや石鹸などのアメニティも自然素材で作られた環境にやさしい製品を提供。滞在中も、本当のエコを知ることができるリゾートです。
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オーストラリアの16を数える世界遺産のうち、5つが存在するクイーンズランド州。そのすべてが、「自然遺産」であり、生い茂る亜熱帯雨林、グレートバリアリーフに広がる無数のサンゴ礁、荒涼としたアウトバック（内陸部）の砂漠地帯、太古の姿を今に伝える雨林地帯と、全く異なる表情が一つの州に集結しています。まさに、ここは世界遺産の宝庫。ここでは、そんなクイーンズランド州の中から、世界一大きな砂の島として世界遺産に登録されている「フレーザー島」をご紹介します。
オーストラリア大陸の東部、サンシャインコーストを北上し、ホエールウォッチングで有名なハービーベイの東側に浮かぶフレーザー島。その土地のほとんどが砂からできた、世界でも珍しい砂の島です。その大きさは、全長約120キロ、横幅の平均が約15キロと、砂の島としては世界最大。そして、地球上で唯一、砂の上に亜熱帯雨林が生い茂る自然環境は、その特異な環境から、1992年にユネスコから世界自然遺産として登録されました。
フレーザー島を楽しむなら、ハービーベイやサンシャインコーストを起点にした日帰りも可能です。でも、せっかく世界遺産の島を訪ねるなら、その魅力を存分に味わいたいもの。島内には、エコ体験ができるリゾートがあり、自然を満喫することができる様々なアクティビティを提供しています。
フレーザー島からブリスベン方向に南下すること約110キロ。海岸沿いに、椰子の木とウッドデッキが並ぶ海岸線にさしかかったら、そこはサンシャインコースト。フレーザー島のエコリゾートに滞在したら、ここで本格エコ・ビレッジの成功モデルを体験してはいかがでしょう？クリスタルウォーターズ・エコ・ビレッジは、自然との共生を目指す約200人規模のコミュニティ。持続可能な未来を目指した農業や新しいエネルギー活用が行われています。海外学生向けの教育プログラムや宿泊施設が充実しているので教育旅行にも最適です。
