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田舎へ足を伸ばし、ベトナムの豊かな自然に触れる

ホーチミンとは違う田舎の豊かさを体感
ホーチミンとは違う田舎の豊かさを体感
 最終日はホーチミンから車で2時間ほどのミトーでメコン川クルーズ。南北に長く、54もの民族が住むベトナムに来たのだから、モノステイでも他の地域に足を伸ばし、文化や自然に触れてみたい。

 ミトーといえば、地理でも習った肥沃のメコンデルタの村。行きの車内ではメコンデルタの成り立ちや地理、そこに住む人々の文化などを、現地のガイドさんが話してくれる。

 メコン川に浮かぶ中州のうち、6000人もの人が住むタイソン島へ大型ボートで渡り、現地の人々が利用する小型の手漕ぎボートに分乗する。陽射し対策に手渡されたベトナムの「ノン・ラー」というヤシの葉で作った笠を被りながら細い水路を奥へ奥へと行けば、生徒は「ディズニーランドのジャングルクルーズより面白い」と興奮。川の中に生えるメコン川ならではのヤシの木といった植物を見たり、少しでも多くのお客を乗せようと先を争うように漕ぐボートに追い越されたりで、興味深い。

 雄大なメコン川に対峙し、リラックス気分を味わえる。同時に都市部のホーチミンとは地理も気候も違う田舎を見て、ベトナムの奥深い文化や自然を知ることができる。

今を生きるたくましさを学び、自分を知る「心の旅」

概要:前泊+4泊5日プラン
参加数:生徒198人、職員8人、添乗員3人
工程
15:10 

19:00
団体臨時列車で成田空港第2駅
→前泊用ホテル
出発式開催
8:00

10:30
14:30
16:30
17:00
19:00
空港到着後臨時カウンターで専用受託荷物検査&チェックイン
VN951便でホーチミンへ
ホーチミン・タンソンニャット空港に到着各自で入国審査
ホテルへ
「ミスアオザイショップ」による採寸、売店購入
外のベトナム料理レストランで夕食(A 班ブルージンジャー、B班ドントゥー)
午前
13:00
午後



18:15
クチトンネル見学
ホテルで昼食(飲茶)
ホーチミン市内見学
(A 班、B 班)中央郵便局、聖母マリア教会、
ベンタン市場、ミスアオザイショップ
(C 班)職業訓練校訪問
外のベトナム料理レストランで夕食
(A 班 ドントゥー、B 班ブルージンジャー)
午前

11:45
午後
13:30
15:00
16:30
18:00
18:30
ホーチミン市内見学
戦争証跡博物館、統一会堂、市庁舎
ホテルで昼食(ベトナム料理)
レ・ホン・フォン高校との交流
文化交流会
スポーツ交流会
両校生徒街中班別散策(ベンタン市場、ドンコイ通り)
集合
夕食「フォアマイレストラン」でディナーショー
9:00
11:00
13:10
16:40
17:30
20:30
23:40
チェックアウト後、ホテル発
ミトー・メコン川クルーズ
昼食 チュンルンレストランでミトー名物料理
ホテル着後、アオザイ販売、着替え等
さよならパーティー&夕食
空港へ
VN950便で成田空港へ
7:25
8:45
成田空港到着
バスにて帰路へ
 向上高校では修学旅行を「心の旅」と呼ぶ。旅行中のスピーチでは何度も「心の旅」というフレーズが繰り返される。ベトナムでは(1)海外の歴史・文化、(2)戦争の戦禍、(3)交流による国際感覚の学習・養成の目的があるが、特に三谷校長は「日本は経済的に豊かになったけれど、失ったものも多い。ベトナムは戦禍が残って貧しいけれど、国や自分たちの生活を良くしようという人々の熱意が強い。その姿勢を感じとって欲しい。イキイキとした現地の人や学生と交流した上で自分と向き合えば、今の自分を振り返ることができる。ベトナム修学旅行はベトナムの国を学ぶことで、自分を知ること。それが『心の旅』の最大の目的で、今後の人生に生かして欲しい」と語る。

 卒業生の中には職業訓練校の訪問に触発され、海外ボランティア活動を目指して保育士の資格を取得した生徒もいるという。将来の仕事に影響しなくても、帰国後には知り合った生徒とメールを利用して交流を続ける生徒も多いようだ。三谷校長は「修学旅行が成功したかどうかは生徒次第。目的を感じ取ってもらえたらうれしい」というが、引率の先生が口々に「たくましくなった気がする」という生徒の表情からは、どの生徒の心にもエネルギッシュなベトナムに触れた影響が植えついたように思える。

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