Photo NEWS Vol.032

ハワイの新しい顔、ダウンタウン・歴史散策ツアー

ビーチと太陽、トロピカルなハワイ・ワイキキのイメージから一転、「ここがハワイ?」と思うような、新たな一面が楽しめるツアー「ダウンタウン・歴史散策ツアー」が誕生した。カメハメハ大王からアメリカの50州に制定されるまでの歴史を、ダウンタウンの建築物を中心に見て回るツアーで、旅行会社勤務や小学校教諭の経験のある日本人女性ガイドが、今年6月から単独で実施している。特に知的好奇心を掻き立てるシニア向けの素材としてぴったりだ。今後、掲載する現地レポートに先駆け、写真でその雰囲気を伝える。
まずは市庁舎で、今日のルートを確認。ダウンタウンエリアは1920年代の歴史的建造物が集中しているという。案内役はガイドのさゆりさん 市庁舎外観。ハワイ好きな人も、意外と見過ごしているかも それぞれの建築や文様にも、ハワイ文化に由来する「意味」が込められている 意外と知られていないが、エグゼクティブ・ルームは一般公開されている。肖像画は歴代州知事。ハワイの歴史を、州知事の人種からも見てとれる 知事が記者会見を行う場所。後ろに掲げられた金属製のメダリオンには、ハワイ州のモットーが刻まれている
市庁舎を通りから見たところ 歴史散策ツアーの舞台となるのは、おもにキング・ストリート周辺 歴史散策ツアーの舞台となるのは、おもにキング・ストリート周辺 ハワイの景勝地の一つ「パンチボール」。カメハメハ大王時代には、山頂にいけにえを捧げる風潮が行われていた ワシントンプレイス前にて。奥がリリウオカラニ女王が晩年、幽閉されていた屋敷
セントアンドリュース教会 セントアンドリュース教会 ステンドグラスに込められたイコノロジーについても、丁寧に解説してくれる かつてのロイヤル・ハワイアン・ホテル。現在はハワイ州立ミュージアム キング・ストリート周辺には、ハワイの近代化が進み、観光業がさかんだった1928年前後に建てられた建築物がいまも残る
ハワイ初の電機会社の建物。こちらも1928年に建造 アリイオラニ・ハレ。王宮として利用されるはずだったのが、王の死去により、現在は裁判所として使われている アリイオラニ・ハレの、カメハメハ大王像 内部の見学も可能で、ハワイにおける司法制度の推移を見ることができる。疑似裁判の記念撮影もOK ツアーのクライマックスは、イオラニ宮殿。南門からみたところ