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海外教育旅行メールマガジン 7月 VOL.11 | ![]() |
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(財)日本修学旅行協会に聞く 海外教育旅行の現状と今後 |
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【インタビュー】 日本修学旅行協会 常務理事・事務局長 村岡輝久氏/日本修学旅行協会 調査研究部・調査役 門田秀雄氏 <以下、敬称略>
![]() ――海外教育旅行の最近の動向を教えてください。
9.11テロ事件やSARS、鳥インフルエンザなどにより海外修学旅行を止めてしまい、そのまま海外修学旅行を実施していない学校もあります。にもかかわらず、1000件程度まで回復していることは、逆にいえば新規で海外修学旅行を始めた学校も相当数あることになります。中止している学校も、海外修学旅行そのものを否定しているわけではなく、あくまでも旅行の安全性への懸念を感じているだけであり、潜在的には実施の可能性を十分に秘めていると考えられます。したがって、今後は海外修学旅行がさらに増えていくと考えられます。 今年度からは東京都、茨城県、栃木県で公立高校の海外修学旅行が解禁となり、これで埼玉県を除く首都圏の各都県で公立高校の海外修学旅行が可能になったことも今後に大きく影響していくでしょう。 ![]() ――旅行先については、どのような傾向がありますか。 門田 行き先で多いのはオーストラリアと韓国が双璧で、両国とも200件ほど。最近の傾向としてはオーストラリアの増加が目立ちます。逆に中国は伸び悩みです。SARSや鳥インフルエンザの影響で減少し、その後も反日暴動などの出来事があり、回復に水を差している格好です。その他、動きのある行き先としては台湾、マレーシア、シンガポールが比較的伸びています。 ![]()
![]() ――ニューヨークの9.11テロ事件以降、海外修学旅行の安全性に対する認識はどのように変わったのでしょうか。
また学校側の危機管理体制や安全情報の収集能力も強化されました。01年当時は、とにかく海外は全て危険だと反応したり、米軍基地があるからといって沖縄まで目的地から外したりといった過剰反応的な面もありました。しかし現在では状況を冷静に判断し、それを生徒や父兄にもきちんと伝える姿勢や体制ができています。また危機管理の一環として保険加入率の上昇といった動きも見られます。実際に01年の9.11テロ事件以降、バリ島でのテロ事件やロンドンの連続爆破テロなどの出来事がありましたが、各校とも冷静な対処をしています。鳥インフルエンザなどに対しても、闇雲に発生場所を忌避するのではなく、発生の有無と危険性との関係を客観的に見極められるようになってきています。 ![]() ――公立高校の海外修学旅行に関する実施基準については、何か共通点がありますか。 門田 実施基準は各都道府県により異なります。旅行日数や時間に基準を設けたり、旅行費用を制限したり、日数・費用の両面で枠を設けている地域もあります。また北海道のように行き先を「韓国のみ」に限定するケースや、あるいは「東南アジア」、「近隣諸国」とエリアで限定する場合もあります。 首都圏以外の方が海外修学旅行の実施率が高い傾向がありますが、一つの要因が空港です。成田などの混雑空港に比べて地方空港はチャーター便を運航しやすい環境にあることも地方における海外修学旅行を促進する要因となっています。 ![]()
![]() ――海外修学旅行の実施内容については何か傾向がありますか。 村岡 最大のポイントは現地での学校交流です。私立高校の場合は学校によりさまざまですが、公立高校ではやはり学校交流が欠かせません。東京都のように学校交流が海外修学旅行の実施条件の一つになっている場合もあります。東京都は、現地での学校交流と、海外から教育旅行が来日する際の受入を条件に挙げています。いずれにしても、海外修学旅行を単なる観光旅行に終わらせず、学校交流やホームステイなどを通じて異文化体験できる場として機能させる内容が求められます。 ![]() ――日本修学旅行協会は、学校関係者や旅行会社が海外教育旅行の動向を知るための手助けとして、どのような情報提供を行っていますか。
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