シドニーCBDマップ |
現在オーストラリアで開催中のAPEC(Asia-Pacific Economic Cooperation)会議は9月2日から9日まで、シドニー市内で首脳・閣僚による会議が行われる。これに伴いシドニー市内の交通規制やアトラクションの制限等が行われるが、その一部が政府より発表された。
●政府発表の交通規制予定 市内交通関係
9月2日(日)〜4日(火)
CBD(市中心部)は自由に移動できるが、警察による規制が行われるのでCBDヘの出入り、CBD内での移動には通常より時間がかかることもあるので注意が必要。
9月5日(水)〜6日(木)
CBD北部を中心に警察による規制が一層強く行われるようになる。車を運転する方は駐車規制や断続的な交通遮断による渋滞などを考慮すること。
9月7日(金)〜9日(日)
CBDの殆どのエリアに行くことはできるが、ダーリング・ハーバーのシドニー・コンベンション・センター、シドニー・エキシビション・センター、ロイヤル・ボタニック・ガーデン内のガバメント・ハウス、オペラハウスなどAPECの会場となる施設へのアクセスは規制されるので注意が必要となる。
●シドニー・フェリー
9月7日(金)の運行時刻は祝日の時刻が適用される。なお8日(土)・9日(日)は通常の週末の時刻表が適用される予定。
●空港関係
一般の航空機の運行には影響は出ない模様。しかし空港と市内を結ぶ交通機関(タクシー、バス、鉄道)については、各国要人の空港への出入りに関連して経路の変更、交通規制が行われることが予想されるので、空港へ向かう時は十分な時間を持って行くこと。駐車場への影響はない模様。空港内業務の税関、出入国管理、検疫は通常通り行われる。また空港内のショップについても通常通りの営業が行われる予定。
●9月7日(金)
シドニー市内を含むニュー・サウス・ウェールズ州の一部が公休日となるので、注意すること。
この期間シドニーを訪れるAPEC関係者の数は、21カ国から約6500人の会議参加者と随行員、約1500人のメディアが予想されている。
●APECとは
1989年に発足したAPEC(Asia-Pacific Economic Cooperation:アジア太平洋経済協力)は、アジア太平洋地域の持続的発展に向けた地域協力の枠組みです。発足時には12カ国であった参加メンバーは拡大し、現在では、21カ国・地域による経済連携となっています。
APECは他の地域の統合と異なり、参加国の自主性を重んじ、域外に対しても貿易・投資の自由化・円滑化の成果を分け合うことを目的とした「開かれた地域主義(open regionalizm)」を標榜しています。また、NAFTA(北米自由貿易協定)諸国、ASEAN7カ国、ロシア、中南米をも含む広範な地域をカバーしていることから、地域統合間の連携としての側面も持っています。
【APEC詳細】